主役は、継ぎ目のないモルタル仕上げの土間コンクリートの床。 土足のような気軽さと無骨な素材感が、空間全体に唯一無二の表情を与えています。 大阪市西区のマンションをスケルトンからフルリノベーションし、現役のイタリアンシェフである施主様の 業務用ステンレスキッチンや厨房ダクトと、この土間コン床が見事に響き合う住まいに。 ワインボトルのペンダントライトや本棚を兼ねた間仕切りも交え、「住む人の個性」がそのまま空間になりました。
| 工事種別 | フルリノベーション(スケルトンリノベーション) |
|---|---|
| 建物タイプ | マンション |
| 専有面積 | 68㎡ |
| 主な工事内容 | スケルトン解体/土間コンクリート(モルタル)床仕上げ/業務用ステンレスキッチン設置/厨房ダクト配管/ボトルペンダントライト製作・取付/オープン棚間仕切り造作/掘りごたつ造作/木製建具製作/内装一新 |
| デザインテーマ | インダストリアル × 暮らしの個性 |
| エリア | 大阪市西区 |
| 工事費の目安 | 約825万円(税込・工事費750万円+消費税) 同等の内容を現在施工する場合の目安。68㎡をスケルトンにしての全面改装、厨房機器類・木製建具・掘りごたつの造作、設計費を含む |
※金額は同等の内容を現在施工する場合の目安です。面積・間取り・仕上げや設備のグレードによって変わりますので、参考としてご覧ください。正確な金額は現地調査のうえご案内します。
この現場も、費用を抑えることが前提にありました。仕様を落として安くするのではなく、設計の段階で無駄を外していく進め方です。
キッチンは別注のステンレス。下部に引出は付けず、オープンにしました。引出は金物と造作の手間が、そのまま金額に出る部分です。ここにシステムキッチンを入れていれば、おおよそ80万円高くなっていました。別注のほうが安く、そのうえ業務用厨房のような潔さが手に入る。現役のシェフである施主様にとっては、使い勝手の面でも理にかなった形でした。
間取りでは廊下をつくっていません。廊下は面積を消費するだけでなく、両側に壁と建具を連れてきます。廊下を無くせば、壁も建具も一緒に減る。
減らした建具の分は、残った建具に寄せました。数を絞ったからこそ、木製建具で仕上げられます。掘りごたつも同じ考え方です。
削って安くしたのではなく、残す場所を決めた工事です。
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Points
床は継ぎ目のないモルタル仕上げの土間コンクリート。傷・水・汚れに強く、業務用厨房の無骨さとも好相性です。土足のような気軽さとラフな質感が、空間全体を引き締めています。フローリングとはひと味違う、こだわりの床材です。
ステンレスの作業台・壁面棚・業務用冷蔵庫・厨房ダクトをそのまま住宅に組み込みました。「本当に使いやすいキッチン」を突き詰めた、シェフならではのリノベーションです。
照明はワインボトルを再利用したオリジナルのペンダントライトを制作・取付。空間のアクセントになるとともに、施主様の「食」へのこだわりを表現しています。
壁ではなくオープン棚を間仕切りとして使うことで、空間のつながりと収納を両立。住む人の趣味・生活感がそのままインテリアになる設計です。
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